2016年6月9日 2016年度第1回現代中東研究会「エジプトとマイクロファイナンス」(講演者:紺野貴嗣)

2016年6月9日(木)に2016年度第1回現代中東研究会を開催いたします。

発表:「エジプトとマイクロファイナンス」

紺野貴嗣(独立行政法人国際協力機構エジプト事務所員)

日時:2016年6月9日(木) 18:00開場 18:30発表 20:00懇親会 21:00閉会

場所:日本学術振興会カイロ研究連絡センター多目的集会室

 

エジプトは豊かな国でしょうか、それとも貧しい国でしょうか。開発協力関係者である発表者が出会うエジプトの人々はよく「エジプトは貧しい」と言います。たしかに、世界銀行が発表する一人当たり国民総所得(GNI)という指標をみると、日本は42,000ドルに対してエジプトは3,210ドルに過ぎません。しかし、国連が2015年までの目標としていた、飢餓者の削減やエイズの防止といった項目を含む「ミレニアム開発目標(MDGs)」という視点では、エジプトはそこそこ目標を達成しています。

開発協力の世界では豊かさを定量的に表そうと実にたくさんの指標があります。しかし、それを眺めていても人々の生活の実態は見えてきません。中には定量的データが全く整備されていない分野もあります。エジプトの零細・小企業、特に正規の営業許可などを得ていない「インフォーマル」な企業を取り巻く環境や、貧困層が活用できる金融サービスについての情報も、そうした定量的データがほぼ全く整備されていない分野の一つです。

本報告では、エジプトでマイクロファイナンスという金融商品の市場を整備し、インフォーマルな企業や貧困層がより安心して生活できる社会を創出しようとしている発表者が、その活動から見えてきたエジプトの側面をご紹介します。

 

参加:参加者は、氏名を明記の上、発表(聴講無料)および懇親会(参加費20LE)の申込内容を、メール(JSPSlecmet@gmail.com)あるいは電話・(02-2736-3752)に、発表日前日までにお伝え下さい(収容人数の関係上、参加者は40人までに限らせて頂きます)。

注)本定例懇話会を円滑に進めるために、事前に参加人数を事務局が把握し、懇親会は参加費支払型にしております。ご理解頂ければ幸いです。

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