2018年度、JSPSエジプト同窓会のブリッジフェローとして、日本を訪問中のEl-Seedi Hesham Rushdey教授を、JSPS本部の国際統括本部の方々が訪問してくださいました。受入研究者としての慶應大学理工学部の末永聖武教授も同席されました。その報告書の要点は以下の通りです。
「Hesham教授と末永教授の共同研究は、天然資源物からサンプルを採取し、抗がん剤等創薬や民間療法の科学的根拠の立証等に応用するもので、末永教授は海洋生物から、El-Seedi 教授は植物からサンプルを採取しています。
Hesham教授は、受入研究機関としての慶應大学にとどまらず、千葉大学、早稲田大学、筑波大学および東京大学で講演会を行い、教授や若手研究者、学生との討論も行いました。末永教授の研究室に所属している人とも積極的に交流し、学生たちの国際会議でのポスター発表の練習に同席しました。学生たちは、最初は、英語発表に緊張している様子でしたが、徐々に、慣れてきた様子でした。
末永教授は、エジプトの海洋生物にも関心があるため、エジプトを訪問することを希望しています。今後、二国間交流事業等 JSPS のプログラムに積極的に応募し、共同研究を続けていこうと思っています。」
JSPSエジプト同窓会の研究者が、ブリッジフェローによって日本で共同研究を進め、さらに研究の輪を広げ、学生たちにも良い影響を及ぼせたことは素晴らしいことだと思います。今後、さらに共同研究が深化して行くことを望んでおります。