日本学術振興会カイロ研究連絡センター定例懇話会(Hybrid) (2022年度第4回のお知らせ)

日本学術振興会カイロ研究連絡センター定例懇話会(Hybrid)
(2022年度第4回のお知らせ)

前略、この度はスーダンからお戻りになられ、カイロ滞在中の黒川先生に、エジプトのスーダン人についてお話を伺えることとなりました。安定を欠く中東アフリカ情勢により多くの国からの移民・難民を抱えるエジプト、逆現象としてエジプトから欧米や湾岸への頭脳流出もあります。ぜひ多くのみなさまにご参加いただき、ご講演を基により議論を深められたらとご案内いたします。

 コロナ禍により、2020年8月よりオンラインの開催とさせていただいておりましたが、今回は現状においてはハイブリッドでの開催をと考えております。オンラインでのご参加の手続きは、いつも通りご連絡をお願いいたします。一方、対面でご参加をご希望の方は、別途ご連絡をいただきたく、下欄にご案内いたします。

草々



◆ 日時:2022年8月13日(土) 開始時間:カイロ13時より (日本時間20時より) 60分

質疑応答:30分

◆ 配信方法:対面とzoom

◆ 講演:「エジプトのスーダン人: 頭脳流出と母国貢献に関する研究」

◆ 講師:黒川智恵美 広島大学大学院国際協力研究科 博士課程後期/日本学術振興会特別研究員(DC2)

◆ 要旨(講師記)

人々の移動が自由化し、活発化する現代において、教育を受けた人材の流出である「頭脳流出」が特に途上国において、送出国の人的資本の損失になると懸念されている。しかし、彼らが将来的に母国に帰還し、国外で得た知識や経験を還元しようと計画している場合、頭脳流出は負の現象といえるだろうか。

発表者はこれまでアフリカ諸国の中でも頭脳流出の負の影響が懸念されるスーダンからの移民・難民に焦点をあて研究を進めてきた。本発表では、エジプトのスーダン移民・難民の語りを基に、移住理由、生活、帰国について検証し、スーダンからの頭脳流出と母国貢献について考察を行いたい。

●参加方法:講演は無料となっております。

オンラインでの参加希望者は、氏名(フルネーム)と所属、第4回を明記の上、メールjspslecmet@gmail.com宛に前日までに必ずお申込みください。ZoomのURL、ID、パスワードをこちらより後日連絡いたします。

対面での参加希望者は、氏名(フルネーム)と所属を明記の上、naokofukami@gmail.com宛にご連絡ください。なお、対面でご参加いただけますみなさまには、講演終了後に講師との懇親の時間を設けさせていただく予定です。ただし、対面の制限人数および開催場所につきましては、コロナの状況に合わせ、流動的とさせていただきますこと、ご了承くださいませ。

※今回の講演は土曜に開催いたしますので、曜日をお間違えのないようにご注意ください。

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