前略、第6回懇話会では、古代エジプト建築にも造詣が深く、エジプトでの発掘調査で国際的にご活躍中の安岡義文先生をお迎えいたします。今回は、イベリア半島のイスラム王朝で生産された柱頭についてお話しいただきます。
今回は、対面のみで開催いたします。ご講演後の懇親会も企画し、先生との懇親を深めたいと存じます。こちらにも是非ご参加ください。ご参加の手続きは、以下のリンク先のGoogleフォームにてお願いいたします。
草々
◆ 日時・場所:2023年11月2日(木)開始時間:カイロ19時から(開場18時半) 場所:日本学術振興会カイロ研究連絡センター
講演:60分 質疑応答:30分
◆ 講演:「マディーナト・アッ=ザフラー王宮都市址から出土した柱頭について」
◆ 講師:安岡義文(やすおかよしふみ) 早稲田大学高等研究所 招聘研究員
◆ 要旨(講師記)
750年にアッバース朝によって滅ぼされたウマイヤ朝の末裔は、生き延びてイベリア半島という新天地で王朝を再興し、ビザンツ帝国と協力しながら地中海における覇権を争っていきます。10世紀には、アブド・アッ=ラフマーン3世がハリーファ(カリフ)を名乗るまでに繁栄し、936年に首都コルドヴァから約8km西に王宮都市を建設します。そこで生産された柱頭は、その美しさから今日に至るまで世界中の美術館やコレクターによって愛蔵されています。今回のお話では、この柱頭がどのように造られたかについて解説します。
- 参加方法:講演は無料となっております。参加希望者は、講演(聴講無料)及び懇親会(参加費50EGP)の申込内容を、Googleフォームにご記入の上、前日までに送信ください。