日本学術振興会カイロ研究連絡センター 2020年度第6回定例懇話会(Zoom)のお知らせ 「シリアを植民地化する:「近代エジプトの父」ムハンマド・アリーによるシリア統治の試みと挫折」 講師:藻谷悠介(東京大学大学院人文社会系研究科博士課程・日本学術振興会特別研究員DC2)

日本学術振興会カイロ研究連絡センター 2020年度第6回定例懇話会(Zoom)のお知らせ

◆ 日時:2021年1月 16日(土曜) 開始時間:カイロ13時より (日本時間20時より) 60分

質疑応答:30分

◆ 配信方法:Zoom

◆ 講演:「シリアを植民地化する:「近代エジプトの父」ムハンマド・アリーによるシリア統治の試みと挫折」

◆ 講師:藻谷悠介(東京大学大学院人文社会系研究科博士課程・日本学術振興会特別研究員DC2)

◆ 要旨(講師記)

19世紀エジプトにおける近代化改革で広く知られるムハンマド・アリーは、第一次エジプト=トルコ戦争でオスマン朝に勝利したことによって、1831年から1840年まで歴史的シリア地域を統治した。この約10年の統治期間は、同地域が初めて近代化の波を本格的に受けた重要な時期として注目されてきたが、一方でその研究は十分に進んでこなかった。
本報告は、報告者が約3年の期間をかけてエジプト国立公文書館で収集した史料を主に利用し、ムハンマド・アリーによるシリア統治を広く検討するものである。中でも統治の理念や手法の新機軸に着目し、その実態も含めて批判的に検討することで、近代化、そして植民地化という観点から彼の統治を捉えることを試みる。(本報告はJSPS科研費19J13736による研究成果の一部である。)

 

  • 参加方法:参加者は、氏名(フルネーム)と所属を明記の上、講演(聴講無料)申込内容を、メール(jspslecmet@gmail.com)にて、前日までに必ずお申込みください。

ZoomのURL、ID、パスワードをこちらより連絡いたします。

 

※今回の講演は土曜に開催いたしますので、曜日をお間違えの無いようにご注意ください。

     

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