日本学術振興会カイロ研究連絡センター 2021年度第10回定例懇話会(Zoom)のお知らせ 「アフガン・ストール」の謎:日本におけるクーフィーヤ受容の20年史 講師:中町信孝(甲南大学・教授)

日本学術振興会カイロ研究連絡センター 2021年度第10回定例懇話会(Zoom)のお知らせ

弊所では、10月22日(金曜)に2021年度第10回定例懇話会(Zoom)を開催いたします。

前略、カイロはここ数日で、随分と秋めいて参りました。この度は、マムルーク朝史をご専門とされる中町先生から、アフガン・ストール(白地に赤や黒のチェックの大判スカーフ)のお話を伺えることになりました。中町先生は近年、ご専門の見地から『イスラームは特殊か: 西アジアの宗教と政治の系譜』(共編著)を上梓されているばかりではなく、現代アラブの若者の動向にも気を配られ、『「アラブの春」と音楽 若者たちの愛国とプロテスト』も著されております。皆様のご参加をお待ちしております。

◆ 日時:2021年10月22日(金曜) 開始時間:カイロ13時より (日本時間20時より) 60分

質疑応答:30分

◆ 配信方法:Zoom

◆ 講演:「アフガン・ストール」の謎:日本におけるクーフィーヤ受容の20年史

◆ 講師:中町信孝(甲南大学・教授)

◆ 要旨(講師記)

2001年の911事件直後、「アフガン・ストール」と呼ばれるストールが日本の若者の間で流行しました。その後幾度かの流行りすたりを経て、今やエキゾチックなファッション・アイテムとして日本でもすっかり定着したアフガン・ストールですが、中東やアラブの歴史になじみのある人ならば、このストールは本来「クーフィーヤ」という東アラブ(マシュリク)地域の民族衣装であることをご存知でしょう。なぜそれが日本では「アフガン・ストール」と呼ばれているのでしょうか。今回はアフガン・ストールことクーフィーヤの日本上陸20年を記念して、日本とアラブの若者文化の歴史を振り返りつつ、このアイテムに込められた象徴的な意味について考えてみましょう。

●参加方法:講演は無料となっております。参加者は、講演タイトル、氏名(フルネーム)と所属を明記の上、メール(jspslecmet@gmail.com)にて、前日までに必ずお申込みください。

ZoomのURL、ID、パスワードをこちらより後日連絡いたします。

※今回の講演は金曜に開催いたしますので、曜日をお間違えの無いようにご注意ください。

 

     

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