第2回 中東・オリエント建築研究会のご案内
「古代後期のペルシア世界とヘレニズム」
前略、2020年もあとわずか、ますますご活躍のことと存じます。この度、「第2回 中東・オリエント建築研究会」を2021年1月20日に開催することとなりました。ぜひ、多くのみなさまにご参加いただきたく、ご案内いたします。
さる11月3日の第1回には多くの皆さまにご参加いただきありがとうございました。今回は古代後期のペルシア世界とヘレニズムをとりあげ、講演、コメント、討論の三部構成とする予定です。またインド世界、古代ローマを研究していらっしゃる方々にもご出席いただき、討論の部では、周辺文化との比較の視点も盛り込もうと企画しております。オンラインの開催となりますので、万象お繰り合わせの上、ご参加のほど、よろしくお願いいたします。
【日時】 2021年1月20日(水曜) 午後7時から9時
【配信方法】 Zoom
【講演】 春田晴郎(東海大学)
「パルティア・サーサーン朝期イランおよび周辺地域の建築」
ヘレニズム時代とイスラーム時代の中間に位置する時代の、イランおよび周辺地域(イラク、中央アジア西南部など)の建築・都市計画について紹介したい。とはいえごく最近に至るまで発掘調査がきわめて限られているので、代表的な例を挙げていくことが中心になるだろう。ヘレニズム都市からどのように変容していくか、ローマの影響、イスラーム時代とどのように繋がるか、などを扱いたい。個別テーマとしては、都市プランや農村の邸宅、建材、イーワーン形式やドームの発展、などを示したい。独特の都市プランを発達させたホラズム地域についても触れるつもりである。発表者の専門は文献史学なので、文献面からのアプローチも含めて論じ、建築史研究者側とウィンウィンになるように努めたい。
【コメント】 吉武隆一(熊本大学)
【討論 司会】 岡田保良(国士舘大学)
【参加方法】 参加者は、氏名(フルネーム)と所属を明記の上、講演 (聴講無料)申込内容を、メール (jspslecmet@gmail.com)にて、前日までに必ずお申込みください。
Zoomの URL、ID、パスワードをこちらより連絡いたします。