第6回中東・オリエント建築研究会(Zoom)のご案内
前略、12月も間近、みなさまいかがお過ごしでしょうか。エジプトは先週何度か雨が降り、空気も澄み、朝夕は肌寒くなってまいりました。この度、「第6回 中東・オリエント建築研究会;公共空間としての市場−商工業、喫茶、広場に注目して」を2021年12月14日(火)に開催することとなりました。ぜひ、多くのみなさまにご参加いただきたく、ご案内いたします。オンラインの開催となりますので、お手続きのほど、よろしくお願いいたします。
前回は、アラブ、ペルシア、オスマンの住宅をテーマといたしましたが、今回は市場空間に目を向け、古代ギリシアの商業を軸とする広場やその他の空間、現代カイロ旧市街に展開する伝統的喫茶店の分布や形態について話題を提供していただきます。その後に、ヴェネツィア、広くは地中海世界を視野に入れた比較の視点から商業空間へのコメントをお願いしております。紀元前ギリシアの市場空間、現在の街路に連なる伝統的喫茶店とは、場所と時代を異にしますが、都市における公共空間であり、都市民が自由に出入りできる共通性はあるかと思います。物流を基盤とする売買による経済活動、喫茶(くつろぎ/滞留)という行動、集団の利用する公共空間としての諸側面から中東・オリエントの伝統的都市や建築をほりさげる機会になりますことを期待しております。
草々
【 日 時 】 2021年12月14日(火曜日) 午後7時から9時半 ※午後12時から2時半(エジプト時間)
【 配信方法 】 Zoom
【プログラム】
19:00 開始 主旨説明 鶴田 佳子(昭和女子大学)
19:05-19:35 「ポリスの商業空間 :古代ギリシア・ヘレニズム世界のアゴラを中心に」
吉武 隆一(熊本大学)
19:35-20:05 「中東地域の伝統的喫茶空間:カイロ旧市街におけるアフワの立地と形態」
宍戸 克実(鹿児島県立短期大学)
20:05-20:25 コメント 陣内 秀信(法政大学)
20:25-21:30 質疑応答
【 司会 】 鶴田 佳子(昭和女子大学)
【参加方法】 参加者は、氏名(フルネーム)と所属を明記の上、講演 (聴講無料)申込内容を、メール (jspslecmet@gmail.com)にて、前日までに必ずお申込みください。
Zoomの URL、ID、パスワードを後日、こちらより連絡いたします。
草々
岡田保良 深見奈緒子