「エジプトの都市・村落形成をめぐる文明層の解明-ナイル・デルタを中心に」(2011~12年度:代表/長谷部史彦慶応大学教授)は、文部科学省委託事業公募研究である。本研究は、ナイル河流域のエジプトの文明諸層に見られる知の連続性と断絶を解明するために、ダミエッタ・ラシード両分流周辺域を主たる対象として、環境と技術に焦点を当てた考察を行うことを目的とする。本年度は、研究の第1年目であり、国内では4月以降、既に3回の研究会を開催してきた。夏休みに入り、8月下旬には共同研究者がエジプトに集合して、現地での調査が始まった。リモートセンシング・宇宙科学センターでの会合では、所長を交え(写真1)、歴史・考古を中心とする研究にいかに空間・地質情報を総合するかが討議された(写真2)。さらには、ガルビーヤ県マハッラ・クブラー市とその周辺で、中近世の歴史的建造物をとりまく街並みを観察し(写真3)、王朝時代に遡るビフベイト・アル=ヒガーラ遺跡を訪れ(写真4)、ナブルーフでは豊かな水系と庶民生活(写真5)等に触れるなどした。(センター長記)
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写真1
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写真2
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写真3
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写真4