2017 年 11 月 9 日 2017年第五回定例懇話会 神秘の『青』を追いかけて ーファイアンスの白樺技法による復元実験ー 講演: 山花京子( 東海大学文学部アジア文明学科准教授)

【イベントの概要】カイロの博物館でよく目にする古代エジプトにファイアンスは、青
緑色の艶やかな光沢を放っており、現代人の目を捉えて話さない魅力を持っている。
外見は焼き物のように見えるが、実は現代には製法が伝えられていない幻の物質であ
る。ファイアンスは紀元前4500 年前に作られ始め、製作技術の発達により古代エジプ
トの王朝時代には第一級の美術工芸遺品として知られたが、ガラスの出現によって紀
元前2 世紀頃には製作が途絶えた。
本公演では、ファイアンスがなんのために作られていたのか、ファイアンス作りの初
期から興隆期にかけてどのような技術的進歩があったのか、そして、なぜファイアン
スが消滅してしまったのか、という疑問について復元実験をしながら検討していった。

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