2019年度第8回定例懇話会(8/29)のお知らせ
◆ 日時:2019年9月12日(木)18:00開場 18:30講演 20:00懇親会 21:00閉会
◆ 場所:日本学術振興会カイロ研究連絡センター多目的集会室
◆ 講演:「AERAギザ台地発掘調査の歴史 – 2019年度発掘調査報告:メンカウラー王のピラミッド河岸神殿西」
◆ 講師:矢羽多万奈美 Ancient Egypt Research Associates (AERA), Giza Plateau Mapping Project (GPMP)、エジプト考古学者
◆ 要旨(講師記)
Ancient Egypt Research
Associates (AERA)は、アメリカ人考古学者Dr.マーク・レーナーを隊長とするアメリカの発掘調査隊です。Dr.レーナーは1988年にギザのピラミッドを建造した人達が住んでいた住居跡「ピラミッド・タウン (Heit el-Ghurab = Wall of the Crow)」を発見しました。それ以来毎年調査を行っており、今年31年目に入りました。また、2005年からエジプト考古省のインスペクター(遺跡査察官)を教育するプロジェクト「フィールド・スクール」も行なっており、ギザ、メンフィス、ルクソールで実施しています。
AERAの発掘現場はギザ台地に3か所あります。①「ピラミッド・タウン」、②「ケントカウエス女王の町」とそれに隣接する「メンカウラー王のピラミッド河岸神殿」、そして③「クローマー・サイト」です。
懇話会では、ピラミッド・タウンの発掘調査の歴史を中心に、ラボで分析研究をしているスペシャリスト達の仕事、そして、今年調査をしたメンカウラー王のピラミッド河岸神殿西の最新発掘調査について解説致します。
●参加:参加者は、氏名を明記の上、講演 (聴講無料) および懇親会 (参加費30LE) の申込内容を、メール(jspslecmet@gmail.com)にて、前日までにお伝えください。