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令和5(2023)年 1月号 JSPS Monthly (学振便り)
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あけましておめでとうございます。
令和4(2022)年は世界中の人々がヨーロッパを舞台とする
国際紛争に驚かされた1年となりました。3年前から
新型コロナウイルスの災禍で遮断されてきた国際交流が、
また別の要因も加わって出口を模索する状況が
続いています。
ただ、そんな年にあっても、日本学術振興会のオフィスには
毎週のように各国の関係者が来訪され、日本との学術交流を望む
熱心な声を聞かせていただきました。
「日本との研究交流の枠をもっと増やせないだろうか」
「私たちは、ほかでもない日本の研究者との交流を望んでいる」
「日本の若手研究者のためだけの特別プログラムを用意してもよい」
彼らの言葉の端々から、単純な数値やランキングでは示しえない、
日本の学術界の高度で、真摯で、清潔な研究文化・土壌に対する
高い敬意がひしひしと感じられ、とても驚き、嬉しく思いました。
かかる文化・土壌を長年にわたって営々と積み上げてこられた
多くの研究者の方々のご努力に改めて敬意を表し、
研究文化・土壌のあり方も含めた日本の「真の研究力」を
これからも支え続けていきたい。
これが令和5(2023)年を迎えた私の決意です。
令和5(2023)年1月
独立行政法人日本学術振興会
理事長 杉野 剛
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■INDEX
┣【1】トピックス
┣【2】公募案内
┣【3】科研費関連ニュース
┣【4】海外動向
┣【5】行事予定
┣【6】お知らせ
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■ 【1】トピックス
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◇第19回日本学術振興会賞 受賞者決定
厳正な審査の結果、創造性に富み優れた研究能力を有する若手
研究者25名に日本学術振興会賞を授与することを決定しました。
https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/g2inagH7ci0D_40515/041516_230104001.html
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■ 【2】公募案内
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>>>>>>>> 申請受付中・今月申請受付 <<<<<<<<<
【外国人研究者を招へいしたい方・外国人研究者の方へ】 -----
◇外国人研究者招へい事業
https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/GfJqk2H7ci0D_40515/041516_230104002.html
・外国人特別研究員(欧米短期)
令和5(2023)年度第2回採用分の申請を受け付けています。
博士号取得前後の優秀な欧米諸国の若手研究者を比較的短期間(1か月
~12か月)招へいし、我が国の受入研究者の指導のもとに共同して研究
に従事する機会を提供します。
受付締切:令和5(2023)年1月13日(金)17:00
来日時期:令和5(2023)年8月 1日(火)~令和6(2024)年3月31日(日)
https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/e6YfJ9H7ci0D_40515/041516_230104003.html
【外国との交流・ネットワーク形成を行いたい方へ】-------
◇日中韓フォーサイト事業
令和5(2023)年度採択分の申請を受け付けます。
本事業は、我が国と中国及び韓国の拠点機関が「共同研究」
「セミナー」「研究者交流」を効果的に組み合わせて実施する
研究拠点形成を支援するものです。
募集分野:細胞老化:病態生理から治療へ
受付期間:令和5(2023)年1月10日(火)~ 2月10日(金)
公募内容の詳細は、下記本会ウェブサイトにてご確認ください。
https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/6HUfF3H7ci0D_40515/041516_230104004.html
◇JSPSストラスブール研究連絡センター・副センター長
海外研究連絡センターは、世界の9か国10都市に設置され、諸外国の
学術振興機関との連携強化を図り、海外における振興会事業を円滑に
実施するとともに、我が国の大学等学術研究機関が行う国際交流活動
を支援するなど、学術の国際交流を推進するための活動を行っています。
ストラスブールセンター(仏)の副センター長について、
大学等関係機関からの推薦を受け付けています。
委嘱期間:令和5(2023)年4月1日(土)~令和7(2025)年3月31日(月)
受付締切:令和5(2023)年1月10日(火)
https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/h0lV0KH7ci0D_40515/041516_230104005.html
【女性研究者の方へ】---------------------
<New>
◇女性研究者の出産に伴うキャリア継続支援事業
本会の特別研究員、及び海外特別研究員事業の採用者を対象として、
「女性研究者の出産に伴うキャリア継続支援事業」を開始します。
本事業は、女性研究者の妊娠及び出産後の健康の確保を目的として、
本会の特別研究員、海外特別研究員の採用者のうち、
出産を理由に採用を中断される女性研究者の方を対象として、
「女性研究者の出産に伴うキャリア継続支援金」を支給するものです。
支援の対象期間は以下3つの条件を全て満たす期間です。
(1)産前6週間及び出産後8週間
(2)出産を理由とする採用中断期間
(3)特別研究員・海外特別研究員としての採用期間
※ただし、特別研究員における「研究再開準備支援」の期間と重複することはできません。
申請は令和5(2023)年1月より本会の男女共同参画推進ウェブサイト
「CHEERS!」にて受付を開始します。
なお、支援の対象期間が令和4(2022)年4月1日以降に
一部でも重なっている方も遡りで申請を可能とします。
詳細はCHEERS!をご覧ください。
https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/E5vzE5H7ci0D_40515/041516_230104006.html
>>>>>>>> 今後の公募・受付予定 <<<<<<<<<
【顕彰事業の候補者推薦受付】-----------------
<New>
◇国際生物学賞
第39回(令和5年)国際生物学賞受賞候補者の推薦を
1月下旬より受け付けます。
授賞対象分野:ゲノム生物学(Biology of Genomes)
国際生物学賞は、生物学の研究において世界的に優れた業績を挙げ、
世界の学術の進歩に大きな貢献をした研究者に毎年授与しています。
https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/FFjp51H7ci0D_40515/041516_230104007.html
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■ 【3】科研費関連ニュース
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◇最近のニュース一覧
・令和5(2023)年度科研費における特別研究員奨励費の
基金化について掲載しました。
・令和4(2022)年度科研費補助金の交付決定の変更
(調整金前倒し使用分(第2回))を行いました。
・令和4(2022)年度科研費国際基金(国際先導研究)の
新規採択課題について掲載しました。
・令和4(2022)年度科研費国際基金(国際先導研究)の
交付内定を行いました。
・令和4(2022)年度科研費国際基金(国際先導研究)の
審査結果の通知を行いました。
・令和4(2022)年度科研費補助金(特別研究員奨励費)第7回の
交付決定を行いました。
・令和4(2022)年度科研費補助金繰越申請手続きについて掲載しました。
・令和4(2022)年度科研費国際基金(国際共同研究強化(B))の
交付決定を行いました。
※各ニュースの詳細は以下のURLからご覧ください。
https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/eh3YjFH7ci0D_40515/041516_230104008.html
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■ 【4】海外動向
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<New>
◇サンフランシスコ・ベイエリア大学間連携ネットワーク(JUNBA)
主催セミナー令和4年度第二回JUNBAセミナー「米国大学におけるSDGs
の取り組みについて:カリフォルニア大学デービス校の事例から学ぶ
こととは」を開催します。
趣旨:米国において、Voluntary University Review「SDGs実現に向けた
大学独自の自己評価」を行ったカリフォルニア大学デービス校から
2名の講師をお招きして、米国大学最先端のSDGsに対する取り組み
について理解する。
日時:令和5(2023)年1月27日(金)
9:00~10:35(日本時間)
場所:オンライン(ZoomのWebinarを使用予定)
使用言語:日本語及び英語(同時通訳付)
対象:大学等高等教育機関関係者
参加費:無料
申込方法:以下のURLより必要情報をご入力ください。
(参加可能人数に余裕があれば、締切後も参加を受け付けます。)
https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/C9vQ6jH7ci0D_40515/041516_230104009.html
詳細はJUNBA事務局にお問い合わせください。
(sfo-junba * overseas.jsps.go.jp
注:メールアドレスは、「@」を「*」に置換しています。)
◇本会海外研究連絡センター等が収集した各国の学術情報等を以下の
ページでご案内しています。
本ページに掲載する新着情報は電子メールでも配信しています。
(登録無料)
・海外学術動向ポータルサイト(新着情報)
https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/24x944H7ci0D_40515/041516_230104010.html
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■ 【5】行事予定
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◇令和4(2022)年度ひらめき☆ときめきサイエンス
小学5・6年生、中学生、高校生を対象に(※)、科研費により行われている
研究を通じて、研究者が科学の面白さを分かりやすい形で直に伝える
プログラムです。
全国各地でプログラムを実施します。
対象:小学5・6年生、中学生、高校生
期間:令和4(2022)年6月~令和5(2023)年3月
場所:全国の大学、高等専門学校その他の研究機関
https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/HJjsFJH7ci0D_40515/041516_230104011.html
※見学を希望される学校教員の方は、各実施機関にご確認ください。
◇サイエンス・ダイアログ
JSPSのフェローシップ制度により諸外国から来日している
若手研究者に有志を募り、近隣の高等学校等において
英語で研究に関する講義を行う機会を提供するプログラムを
全国で実施しています。
当プログラムにご関心のある高校関係者の方は、以下の
URLをご参照の上、お申し込みをお願いします。
期間:通年
場所:全国の高等学校等
https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/5Iwe7FH7ci0D_40515/041516_230104012.html
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■ 【6】お知らせ
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<New>
◇ウェブサイト「WPI Forum」に新コンテンツ
【世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)】
WPI研究拠点に蓄積された国際研究拠点形成ノウハウの共有や、
WPI関連行事のご案内などを目的に開設したウェブサイト「WPI Forum」に、
WPIならではの研究創成に取り組む研究者のインタビュー記事を掲載しました。
今回の取材先は、WPI-IFReC(アイフレック:
大阪大学 免疫学フロンティア研究センター)です。
世界トップレベルの研究成果はどのように生まれるのか?
是非ご一読ください。
「長年の議論に終止符を打った イメージングとケミカルバイオロジーの
パワフルな組み合わせ」(WPI-IFReC前編)
https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/J74SFfH7ci0D_40515/041516_230104013.html
「必要なのは双方のサイエンスにプラスになる融合研究
お互いの領域に入っていく雰囲気作りがカギ」(WPI-IFReC後編)
https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/DICY0GH7ci0D_40515/041516_230104014.html
「WPIならではの研究創成ものがたり」記事一覧
https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/AcqLAAH7ci0D_40515/041516_230104015.html
◇人文学・社会科学総合データカタログ(JDCat)
「人文学・社会科学総合データカタログ(Japan Data Catalog for
the Humanities and Social Sciences)」(通称:JDCat)では、
5つの拠点機関が提供する人文学・社会科学分野の多様なデータの
メタデータを横断検索したうえで、各拠点機関のデータにアクセス
することができます。是非ご活用ください。
https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/3fSDeBH7ci0D_40515/041516_230104016.html
紹介動画(日本語版)https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/0azIcDH7ci0D_40515/041516_230104017.html
紹介動画(英語版)https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/d0kh1gH7ci0D_40515/041516_230104018.html
【広報協力機関(大学・図書館・研究所等)募集中】
JDCatキャラクターとQRコードの入ったクリアファイル等を
大学の学部生・院生・研究者に配布いただける機関が対象です。
詳細:https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/Ff4522H7ci0D_40515/041516_230104019.html
◇JDCat分析ツール
JDCat分析ツールは、統計ソフトをインストールしたりデータを
手元にダウンロードしたりすることなしに、RやPythonの
プログラムを作成・実行し、データを分析できるツールです。
JDCatの一部のデータにも連携しています。是非ご活用ください。
説明ページ https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/4jgIA8H7ci0D_40515/041516_230104020.html
◇【登録募集!】研究者に特化したSNS 「JSPS-Net」
様々な分野で活躍する研究者が自らの研究生活について語る
「My Research Life」、日本での研究生活の思い出等を語る
「Member’s Voice」を掲載しています。
また、受入希望研究者と若手研究者とのマッチングのための
「Seeking early-career researcher」企画サービスを提供しています。
会員の研究や研究生活を知ることで研究者専用SNSならではの将来に
有益な国際交流を構築することが可能です。
研究者の輪を支援するJSPS-Net に是非ご登録ください。
https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/kbmsD4H7ci0D_40515/041516_230104021.html
◇「学術の国際交流」リーフレット
このリーフレットでは、日本学術振興会が実施している学術国際交流事業
について紹介しています。
学術研究活動のグローバル化や研究者の国際流動性を一層促進する
観点から、多様なプログラムを皆様にご提供しております。
リーフレットをご参照の上、積極的に申請をご検討ください。
(和文)
https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/5aAOa8H7ci0D_40515/041516_230104022.html
(英文)
https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/7AgTBdH7ci0D_40515/041516_230104023.html
◇「外国人研究者招へい事業」リーフレット
このリーフレットでは、日本学術振興会が実施している
外国人研究者招へい事業について紹介しています。
諸外国の優秀な研究者を日本の大学等研究機関で受け入れ、
日本の研究者との共同研究、討議、意見交換等を行うことで、
互いの研究の進展と日本の研究環境の国際化を支援する
フェローシッププログラムですので、リーフレットをご参照の上、
積極的に申請をご検討ください。
(和文)
https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/4bhlAFH7ci0D_40515/041516_230104024.html
(英文)
https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/43ujgCH7ci0D_40515/041516_230104025.html
◇Life in Japan(2022-2023)
外国人研究者招へい事業により長期に来日する外国人研究者のために
日本での生活に必要な情報をまとめたガイドブックを発行しました。
詳細は以下のURLを参照してください。
https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/Ig4qGHH7ci0D_40515/041516_230104026.html
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◇本メールマガジンは転送・転載・紹介を推奨します。
◇配信停止・メールアドレス変更・バックナンバーはこちらから
https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/f1I-AJH7ci0D_40515/041516_230104027.html
◇内容・記事に関するご意見・お問い合わせ
https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/57Nz59H7ci0D_40515/041516_230104028.html
発行:独立行政法人日本学術振興会経営企画部経営企画課広報企画室
Web:https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/bAYCI5H7ci0D_40515/041516_230104029.html
Twitter:https://r34.smp.ne.jp/u/No/5041516/4dR791H7ci0D_40515/041516_230104030.html
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