日本学術振興会カイロ研究連絡センター定例懇話会(Hybrid) (2022年度第10回のお知らせ)

日本学術振興会カイロ研究連絡センター定例懇話会(Hybrid)
(2022年度第10回のお知らせ)


前略、年度末まであとわずか、お忙しい日々をお過ごしのことと存じます。この度は、ウクライナ情勢に詳しい真野先生を講師にお招きし、彼の地で普通の人たちにどんなことが起こっているのかを現地での経験からお話いただきます。戦線が長引くにつれ兎角遠ざかりがちですが、同時代に生きる人間として、直面しなければいけない問題と考えます。
真野先生は、2021年9月に『ポスト・プーチン論序説 「チェチェン化」するロシア』(東洋書店新社)を刊行され、同年12月に当懇話会オンラインでご講演いただきました。今回は、新著『ルポ プーチンの破滅戦争―ロシアによるウクライナ侵略の記録』(ちくま新書)を軸にとのことで、カイロ事務所にご寄贈いただいております。真野先生は3年間のカイロでの駐在を終え、3月にご帰任を控えていらっしゃいますので、慣例のオンライン配信だけではなく対面を加え、ハイブリッドで開催いたします。ぜひ多くの皆さまのご参加をお待ちしております。オンラインでのご参加の手続きは、いつも通りご連絡いただきたいと思います。一方、事務所にご来所いただける方は、別途ご連絡をいただきたく、下欄にご案内いたします。
草々
◆ 日時:2023年3月18日(土)開始時間:カイロ13時から(日本時間20時から)
講演:60分 質疑応答:30分
◆ 配信方法:ハイブリッドzoom
◆ 講演:「ロシアの侵攻開始1年――ウクライナ市民の声から考える」
◆ 講師:真野 森作(毎日新聞カイロ支局長)
◆ 要旨(講師記)
プーチン政権のロシアによるウクライナ侵攻の開始から2月24日で1年が経過しました。ロシアは当初の電撃的な首都キーウ(キエフ)制圧に失敗した後、東部や南部で侵略を進め、現在もウクライナ国土の約2割を占領しています。プーチン政権はこれらの占領地域が「自国領になった」と強弁、対するウクライナ国民は抗戦の意思が固く、戦争終結は見通せません。なぜ、この戦争は起きたのか。ウクライナの人々は何を思っているのか。私はモスクワ特派員時代の13~17年にロシアとウクライナの情勢(マイダン革命、クリミア併合強行、東部ドンバス紛争など)を現場で追いかけました。今回の戦争については、昨年2月と5月にウクライナ各地で取材しました。今年1月に刊行した著書『ルポ プーチンの破滅戦争―ロシアによるウクライナ侵略の記録』(ちくま新書)などを基にお話したいと思います。
●参加方法:講演は無料となっております。 オンラインでの参加希望者は、氏名(フルネーム)と所属を明記の上、メールjspslecmet@gmail.com宛に前日までに必ずお申込みください。ZoomのURL、ID、パスワードをこちらより後日連絡いたします。
対面での参加希望者は、氏名(フルネーム)と所属を明記の上、メールjspslecmet@gmail.com宛にご連絡ください。なお、事務所にてご参加いただけますみなさまには、講演終了後に講師との懇親の時間を設けさせていただきたいと存じます。
※今回の講演は土曜に開催いたしますので、曜日をお間違えのないようにご注意ください。

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日本学術振興会カイロ研究連絡センター
JSPS Cairo Research Station
Flat no.4, 9 al-Kamil Muhammad Street
Zamalek, Cairo, Egypt
Tel. Fax. 02-2736-3752
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