日本学術振興会カイロ研究連絡センター 2021年度第12回定例懇話会(Zoom)のお知らせ 『ロシアから見たシリア内戦、そしてチェチェン』 講師:真野森作(毎日新聞カイロ支局長)

日本学術振興会カイロ研究連絡センター 2021年度第12回定例懇話会(Zoom)のお知らせ

弊所では、12月18日(土曜)に2021年度第12回定例懇話会(Zoom)を開催いたします。

 

前略、師走も間近、みなさまお忙しくご活躍のことと存じます。カイロでは警察の制服も黒くなりそろそろ冬支度が始まりました。今回は、ロシアに造詣の深い真野先生からシリアとチェチェンのお話を伺えることになりました。毎日新聞の真野記者は、2018年には『ルポ プーチンの戦争―「皇帝」はなぜウクライナを狙ったのか』(筑摩選書)を著されております。皆様のご参加をお待ちしております。

草々

 

◆ 日時:2021年12月18日(土曜) 開始時間:カイロ13時より (日本時間20時より) 60分

質疑応答:30分

◆ 配信方法:Zoom

◆ 講演:『ロシアから見たシリア内戦、そしてチェチェン』

◆ 講師:真野 森作(毎日新聞カイロ支局長)

◆ 要旨(講師記)

2011年の「アラブの春」を機に泥沼の内戦に踏み込んだシリア。劣勢のアサド政権を救ったのがロシアでした。プーチン政権はなぜ軍事介入したのでしょうか? ロシア側から見ると「カラー革命阻止」や「イスラム過激派との長い戦い」といった理由が浮かび上がります。また、ロシア連邦南西部のチェチェン共和国に注目したいと思います。シリア内戦の混乱の中で台頭した過激派組織「イスラム国」(IS)には多くのチェチェン人が参加していました。かたやプーチン政権はシリアにチェチェン人憲兵隊を派遣しています。中東とモスクワの間に位置するチェチェンの歴史的、地政学的あり方が影響しているのです。そしてロシアとチェチェンの関係には危うさもつきまといます。私はモスクワ特派員時代の15年にチェチェンを現地取材し、現在はシリア内戦やISの影響について取材しています。今年9月に刊行した著書『ポスト・プーチン論序説 「チェチェン化」するロシア』(東洋書店新社)を基にお話したいと思います。

●参加方法:参加者は、氏名(フルネーム)と所属を明記の上、講演 (聴講無料)申込内容を、メール(jspslecmet@gmail.com)にて、前日までに必ずお申込みください。ZoomのURL、ID、パスワードをこちらより連絡いたします。

※今回の講演は土曜に開催いたしますので、曜日をお間違えの無いようにご注意ください。

※なお、講師のメディア勤めというお仕事柄、都合により延期になる場合がございますので、ご了承ください。詳細は追ってお知らせいたします。

     

 

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